Adjust Positionが目指すもの

保育園では、「先輩保育士の背中をみて、長い時間をかけて先輩保育士の意図・目的を理解し、保育士として成長していく」という育成の方法が多くとられてきたように思います。

ところが、待機児童問題解消のために保育園整備がされ、そのスピードに人材育成のスピードが追い付けていけず、経験年数はあるけれど経験値の低い保育士が散見されるようになりました。ニュースなどでも、保育士による虐待、不適切な保育、防ぐことができたかもしれない事故などが取り上げられています。

本来、「保育士による虐待」はあってはならないことです。

しかし、そうなってしまう環境・背景があるのです。

虐待をおこした先生も、「虐待」がいいと思っているわけではないと思います。

忙しくて大変な中、子どもが言うことを聞いてくれず、イライラして・・・。ということがあるかもしれません。しかし、一番の原因は、何が正しい保育なのか、理解できていない、何が正しい保育か伝えられていないからです。

皆様の園ではどうでしょうか。適切な保育をイメージして実践できるように的確に伝えられているでしょうか。

厚生労働省の調査では、就学前の児童全体の保育所等の利用率が約50%※1、全体の半分となっています。

日本の多くの子どもたちが1日の多くの時間を保育園で過ごしています。

さらに保育所保育指針では「保育所の保育は子どもの一日の生活を視野に入れ、家庭との連携を密にして行わなければならない」と明記されているように、保育園へのニーズの多様化と高度化は増す一方です。

以前より「待機児童問題」という言葉を耳にすることが少なくなりました。

首都圏を中心とした保育所整備の賜物でしょう。

しかし、史上類を見ない少子化が進み、待機児童問題が解消していない首都圏であっても定員割れの保育園が増えてきました。今後も少子化が進めば定員割れする保育園が増え、需要と供給が逆転するといわれています。

このような人材育成・保育園へのニーズの多様化・高度化と少子化という保育業界の課題とともに「保育の質の向上」という言葉を聞いてから久しく感じます。

保育事業者(法人)様、各保育園においても保育の質を高めることを模索しているかと思います。

しかしながら、現場で働く園長先生をはじめとする多くの先生は、「こうすれば保育の質が向上します」ということを根拠もって明確に説明できる人がどれほどいるでしょうか?

Adjust Position(アジャストポジション)は、そのような法人様、園長様の力になり、子どもたちのより良い成長のために尽力していきたいと考えております。

「今のままでいいとは思ってはいないが、どうすればいいかがわからない。」

「保育の質を向上させたいと思っているが、どんなことをすればいいかわからない。」

Adjust Position は、そういった皆様の「何とかしたい、でもどうしていいかわからない」を解決するために立ち上げた会社です。

例えば、皆様の保育園で以下のような声を先生から聞いたことはありませんか?
 「あの先生の保育おかしくない?」
 「この会議って結局何のためにやっているの?」
 「先生たちは会議では全然発言しないんです」
 「この仕事は何のためにやっていますか?」「以前からそうしています」
 「何でこんな風にしちゃったの?」
 「この問題についてどうすればいいか話し合いましょう」
 「うちの園はだれも協力してくれない」
 「連携をとって」

一見すると特によくある光景であまり気にも留めていなかったかもしれませんが、実はこれらの声は、仕事の捉え方、組織性の考え方がないために起きている現象です。

園内でこのような声を聞いたら、早急に手を打つ必要があると考えていいでしょう。

※1「保育所等関連状況取りまとめ(令和2年4月1日)」

Adjust Positionのミッション

1.MISSION(ミッション)

「子どもを育てる」ことの大切さを社会に浸透させ包容力ある社会の実現に寄与します

2.VISION(ビジョン)

保育園としての機能・役割を果たせるよう、そこで働く人たちと共に作り上げてまいります

3.VALUE(バリュー)

受講者・クライアントが主役
本質を捉えシンプルにわかりやすく
根気強く、熱意と創意工夫でやり遂げます